2006年に読む10年前の未来

Windows95が発売された年に出版された、この本を、2006年になって初めて読んだ。
本の帯には、「"パソコン"から"情報ハイウエィ"へ！ビルゲイツがはじめて語る近未来のビジョン」とある。当時は近未来だったことも、今ではその結果が出ているものもある。
ビルゲイツの予想はあたったのかどうなのかを、検証してみるのは面白い。
携帯パソコンとして、ウオレットPCというものを予想しているが、これは、まさにお財布ケータイの姿だなあなんて思った。
当時は、情報ハイウエィはまだまだ、得たいの知れぬものであったが、いまでは、インターネットというまったく、日常用語になった。本のなかでは、パソコンがおこした激動が、95年以降ではネットが最大のインパクトを与えるような予測をしている。検索エンジンの隆盛や、迷惑メールの氾濫の予想なんていうのもある。振り返るために読んでみるのも面白いと思う。