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Etech2日目

今日から、3日間、大量のセッションが開催されます
午前中は、サマリ的に30分から15分のセッションが行われます。午後は、それらの詳細のセッションが行われるという仕組み

全体的なトーン

アテンションエコノミーというのが、今回のEtechのテーマでもあるんだけど、アテンションエコノミーってなんだ?ということを、各スピーカーが語っています。
全体にかかるトーンとしては、

『「時間」をセーブし、「個人」の多様性に対応する。』

という印象を受けます。
インターネットによって、いつでも、どこでも、大量の情報を受け取れることになったのだけど、それを、自分向けの情報として、必要なものに仕上げるために、えらいパワーがかかる。
それが、時間のロスということ。
この時間のロスをなんとかすくなくして、「My Internet」になるようにするのが、望まれているし、必要だということ。です。


そのためにID情報管理サービスが必要で、そのサービスは「オープン」だけど、「安全」なIDの仕組みを提供し、そこに「個人情報」を保存しておける。
「個人の志向は、そのサービスから抜き出してね」という仕組みを提供するが紹介された。
また、http://last.fmでは、個人の音楽視聴状況を情報として提供する代わりに、ほかの人の嗜好も合わせて、DB化し、パーソナライズかしたレコメンドが受けられるようなサービスであると紹介された。
これって、細かい、個人の嗜好をためこもうという思想ですが、個人情報を提供してしまうということで、ちょっと抵抗あるなあと感じましたが、善意が大前提で、自分の情報と、ほかの人の情報が混ざって、あたらな、価値になるということだと思います。
悪用はされないように、「安全」であることと、いつでも「削除」できる仕組みもセットであるようです。

パーソナライズの流れ

そういえば、このパーソナルな嗜好をログするということでは、GoogleYahoo!はもうすでに始めています。
そして、かなり重要な情報だったり、収入源になっていきそうです。
まちろん、ユーザーも貴重な時間をサーブできるわけですから、自分の情報とはトレードオフですよね。

@IT:Web 2.0時代のYahoo!とは、検索リニューアルで端緒つかむ

 井上氏はMy Web 2.0のソーシャル検索の前段階として、自分の検索履歴や情報へのアクセス方法を記録するパーソナル検索が重要と指摘した。ソーシャル検索、パーソナル検索もユーザー固有のIDを使うことが条件。井上氏はヤフー全体のサービスのうち、8割程度がログオンして利用できるサービスであることを説明し、「ヤフーには日本最大規模のパーソナル&ソーシャルサーチの可能性がある」と述べた。

リコメンドの精度はあがるけど、これって、間違えると、考えなくておよくなったり、
扇動に載せられるというおそれもあって、気をつけて実装、あるいは利用したいサービスではあります。

情報を集めて加工、分析する側と、情報提供と、加工後データやレコメンドを受け取るユーザー側との、信頼関係が大切だなあと感じました