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六ヶ所村の核燃料再処理工場の、こと

知ってました?

六ヶ所村核燃料再処理施設(六ヶ所再処理工場)とは?
 六ヶ所村核燃料再処理施設(六ヶ所再処理工場)は、全国9つの電力会社により設立された(株)日本原燃の所有する核燃料再処理工場。平成5年から約2兆1,900億円の費用をかけて青森県上北郡六ヶ所村弥栄地区に建設された。2007年夏に操業開始が予定されている。

 茨城県東海村日本原子力研究開発機構が所有する再処理工場を置換する施設とされている。同一敷地内には高レベル放射性廃棄物貯蔵センター、ウラン濃縮工場、低レベル放射線廃棄物埋設センターが併設して建設されている。

 2006年3月31日に日本原燃六ヶ所村に隣接する三沢市など合計5市町村とアクティブ試験についての安全協定を締結した。同日中に開始されたアクティブ試験(試運転)では、17ヶ月をかけて本物の使用済み核燃料からプルトニウムを抽出し、施設の安全性および環境へ放出される放射性物質の量を確認する。430トンを処理して4トン前後のプルトニウムを抽出する予定。アクティブ試験開始後、既に何度か予測不能の自己が発生。その危険性が問題視されている。

 ホントのとこ、どうなんでしょう?

どうも、昔の計画がまだ忘れられない症候群のようです。
電力会社も、以前は、原発のゴミ捨て場所がなくて、こまっていたのだけど、今はそうでもないらいしい。
それに、人気ないしなあ。
風力発電とかのほうが、イメージいいじゃないですか。

 核燃料サイクルの三点セットとは、再処理と濃縮と放射性廃棄物の処分場の3つです。そのうち六ヶ所再処理工場の総事業費は、12兆円とされています。それも、年間処理能力100パーセントで40年稼働という非現実的な仮定の上のことです。とても経済的に成り立つものではありません。電力会社も、使用済み燃料の貯蔵プールができたところで逃げ出したい、事業者の日本原燃(電力各社などが共同出資してつくった会社)も放り出したい、経済産業省も本音では止めたい、それが六ヶ所再処理工場です。「青森では、再処理事業推進に不退転の決意で臨むと宣言しておきながら、東京に戻った途端、舌の根も乾かぬうちに、再処理凍結論を言い出す」と、青森県の幹部は国や電力への不信感を隠さなかった、と2006年3月30日付の地元紙「東奥日報」は報じています。

 にもかかわらず、電力会社も日本原燃経済産業省も、誰も計画中止の責任をとれる者がいないという情けない理由から、試運転が続行されています。残念ながら日本では、ことのほか既成事実が重みをもつのです。自らの責任で計画を撤回することができずにウラン試験入りの阻止に失敗すると、国や電力会社は、ともかくも計画通りに稼働させ、「政策に誤りはなかった」と強弁するしかなくなりました。そして操業開始の後には、「プルトニウムの需給を にらんで処理量を抑制するのは政策の失敗でなく、現実的な対応だ」と、また強弁すればよいというのが、彼らのいまの思惑です。

多額の、労力をつかってつくったからとか、いろいろ事情があって止められなくなった模様です。
仕様書の山に囲まれて、時代遅れのシステム開発をしている状況とにているなあ、
カットオーバーしてもユーザーはもういない。
でも、これに予算がついちゃうので、なかなか手放せない。

うーん、どうしよう。

稼動しないほうが、ベターだとおもうのだが...

再処理することで、いまの原発一年分の放射能を1日で放出したりするらしい。
しかも、再処理して、できたプリトニウムも使い道がないもよう。

六ヶ所村ラプソディというえいがもあります。

<核再処理工場>クレーンなど補強工事 耐震計算ミスで
(毎日新聞 - 05月11日 22:11)
 青森県六ケ所村の核燃料再処理工場のクレーンなど機器5基の耐震計算にミスがあった問題で、日本原燃(本社・同村)は11日、機器の耐震補強工事をすることを決め、経済産業省原子力安全・保安院に認可を申請した。工場は今年11月の本格操業に向け、最終的な試験(アクティブ試験)を実施中だったが、工事完了まで試験を中断する。保安院は「慎重に審査する」としており、本格操業は数カ月遅れそうだ。同社は、耐震計算にかかわった日立製作所への損害賠償請求を検討するとしている。

とりあえず、いろいろ、あって、稼動時期は、延期になったようです。
うごかさなくても、すむ方法かんがえたいです。

風力発電でうごくはてなはえらい!
社屋を太陽電池で、覆った、Googleもえらい!

先端を行く企業は持続可能エネルギーに向かっているのに、いまだに、国家プロジェクトは前世紀のまま。
このまま、どうせなら、あと、50年くらい、研究してから、稼動しても遅くないんじゃないかなあ。
そのまえに、同じ予算を、違うエネルギー分野に投下したほうがいいかも。
放射能を浴びながら仕事をされる、現場のみなさんも、周辺で、放射能を浴びてしまう一般の皆様も、もちろん、つながっているから、僕もふくめて、昔のしがらみじゃなくて、今どうしたいのかを選択でしましょうね。