「メモ」ニーチェ入門を読んでいる

ニーチェ入門 (ちくま新書)

メモ

068p
文化とは、単に人間の生活を便利にあるいは快適にするためのものではない。
それはむしろ、人間のあり方をつねに「もっと高い、もっと人間的なもの」への向かわせるための、いわば励まし合いの"制度"なのだ。

086p
「貧しいもの、病めるもの、悩めるものこそ幸いである」。　.... 食べないブドウは酸っぱいとにた心理的顛倒がある。
強者に対するルサンチマン思想を持つものの考え。
ルサンチマン思想が、ヨーロッバでは勝利した

108p
ルサンチマンを持たない人間は、現実の矛盾をいったん認めた上で、自分の力において可能な目標を立て、あくまで現実を動かすことを意欲する。しかし、ルサンチマンを抱いた人間は、現実の矛盾を直視したくないために、願望と不満の中で現実を呪詛しこれを心の中で否認することに情熱を燃やす。